代表経歴

代表弁理士 山本英彦

いろいろな職業に挑戦するなかで、様々なことを学び、

特許の使い方をお客様と一緒に考えるパートナーという立場に到達しました。

略歴(時系列順)

大手製造業の技術者

技術者としては、主に、新製品の製造プロセス開発に従事しました。技術開発から製品化までの過程を経験するなかで、製品開発の苦しさを身をもって知りました。技術者が本当に一生懸命に働いて、その結果、製品が生まれること、そして、生まれた製品の全てが売り物になるわけでないことを学びました。

外資系知財コンサルタント会社

米国に本社をおく外資系知財コンサル会社にて、コンサルタントのアシスタントとして勤務しました。業務のなかで米国での特許の使われ方を体感できました。米国は特許がビジネスに影響を与えやすい法制度ということもありますが、何よりも、企業の経営層が特許について理解が深く、特許を武器として考えていることを学びました。

小規模の特許事務所

特許事務所に勤務していたときは、ひたすら特許明細書(特許出願資料)の作成に明け暮れました。その中で、弁理士が特許明細書にかける情熱について理解するとともに、その情熱の方向性に疑問を持つようになりました。例えば、多くの弁理士は特許を取得することに情熱を注ぎますが、特許は取得できればよいというわけではなく、どのように使うかが重要です。また、裁判に強い明細書という言葉をよく耳にしますが、本当に裁判を経験した弁理士はとても少ないです。それでも、弁理士は、より良い明細書を目指して、日夜、特許の取得のための明細書作成の作成に心血を注ぐことを学びました。

中小企業の知財責任者(知財部長)

市場シェア8割のニッチトップの中小製造業に勤務し、中小企業だからこそできる知財の活用方法を学びました。その中で特許中心にビジネスを組み立てることも可能ということを知りました。例えば、その中小製造業は、機械のメーカでしたが、機械ではなく、機械から作られる製品に特許を取ることで、お客さんには機械が売れ、競合の参入を防げる環境をつくる経験をしました。

優れた中小企業の経営者は、自社の製品の事だけでなく、客先での自社製品の使われ方や顧客のお困りごとも把握しています。中小企業だからできる特許活用には、経営者が自身の経験と閃きに基づいて実現するビジネスについて言語化したものを、特許として取得することが必要だと学びました。

特許事務所にて独立

独立して、前職のような中小企業は、ほんの一部でしかないことを知りました。特許で市場優位を築いてニッチトップとなるような経営とは縁の遠い、下請け経営または価格競争経営をしている企業の多いこと。特許なんて勉強する暇も考える余裕もないといった企業は、どのように利益を上げるかではなく、とりあえず売上を確保しなくてはいけないという状態を続けていると感じました。

しかし、複数の中小企業と関わり、特許を取得する目的と特許の使い方を理解すれば、必要性を感じてもらえることもわかってきました。中小企業が特許を取得する目的は、大手企業のように技術を守るためではなくて、利益を上げて事業展開するためでなければなりません。特許の使い方は、特許が難しいものと認識しつつ、信頼できるパートナーが傍にいて、事業に合わせた戦略を提案することことで可能となります。米国で知財を活用してる経営者には、専門の知財弁護士がついており、この形は、日本では中小企業こそが達成しやすいモデルだと考えます。

現在は、明細書を書くことにとらわれすぎないように、中小企業だからこそできる特許の使い方を実行する弁理士として日々奔走してます。